2024/05/04

Taiwan Today

外交

中華民国、フィリピンに第二弾の制裁措置八項目

2013/05/16
江宜樺行政院長は15日、フィリピンに対する制裁措置の第二弾を実施すると宣言した。(中央社)
中華民国(台湾)の漁船がフィリピン公船に銃撃された事件について、行政院の江宜樺院長は15日夜に記者会見を開催。江行政院長は、フィリピンの特使である、マニラ経済文化弁事処(中華民国におけるフィリピン大使館に相当)のAmadeo R. Perez Jr.理事長は同日正午に台湾に到着したが、同国大統領から十分な委任を受けておらず、フィリピン政府も期限であった午後6時までに、中華民国政府の提出した四項目の要求に対して善意ある回答を行わなかったと説明した。江行政院長はこれに対し、フィリピン側が事件解決に全く誠意を示さない態度は断固受け入れられないとして、直ちに第二弾の制裁措置八項目を採ると宣言した。これらの措置は15日午後6時から実施されている。 行政院はまた、各種制裁措置が確実に執行されるよう監督するため、国家安全会議がフィリピン制裁措置対応監督本部を設置したと明らかにした。行政院では、同本部は「フィリピン政府が我が方の圧力を感じて正確な回答を行うまで」維持されるとしている。 江行政院長は一方で、フィリピンの人たち及び台湾におけるフィリピン人労働者に対しては理性的に対応することで、中華民国の、民主と法治の精神を示すよう国民に呼びかけた。

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