外交部は20日、中華民国(台湾)とフィリピンは同日フィリピンで、台湾の漁船「廣大興28号」がフィリピン公船の銃撃を受けた事件に対する司法共助の手続きについて事務レベルの話し合いを行い、互いの司法共助要請に対しては協力することで一致したと明らかにした。
外交部によると、中華民国はすでにフィリピン側に司法共助要請を行い、フィリピン司法省もこれを受け入れているという。中華民国は現在、検察及び捜査人員をフィリピンに向かわせる準備を進めており、フィリピン側と協力して証人の尋問と証拠の調査を行う考え。フィリピン側が、調査団を台湾に派遣して証人尋問や「廣大興28号」の船体調査を行う意向を示していることに対し、中華民国政府は、中華民国の調査チームのフィリピンでの調査にフィリピン側が同意することが前提条件だとしている。