2024/05/06

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「台湾漁船はフィリピンの領海で操業しておらず」漁業署

2013/05/22
台湾の漁船はフィリピンの領海には入っていないことは明らか。フィリピン周囲の点線が領海線。(中央社)

行政院農業委員会漁業署は21日、先ごろフィリピン公船による銃撃を受けた中華民国(台湾)の漁船「廣大興28号」は航海データ記録装置(VDR)を装備しており、そのデータを解析したところ、同漁船が台湾最南端・屏東県の小琉球から出航後、5月11日に曳航されて台湾に戻るまでVDRは正常に作動しており、今回の航海における漁船の位置などのデータはすべて記録されていると明らかにした。漁業署はそして、データは同漁船が中華民国の排他的経済水域を出ておらず、フィリピンの領海に入っていないことを示していると説明した。

漁業署によると、同漁船が装備していたVDRはGPS(全地球測位システム)受信機で衛星の信号を受け取り、3分ごとに船の位置を経緯度で記録していることから、銃撃事件が発生した時間と位置の推測が可能。漁業署は、データは5月7日午前2時30分から9日の午前8時24分までは操業していたことを示しており、操業地点は北緯19度50分から20度10分、東経122度48分から123度25分で、これは中華民国の排他的経済水域内であり、フィリピンの領海内ではないと説明した。

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