外交部は28日、中華民国（台湾）籍の漁船「廣大興28号」が今月9日、フィリピン公船に銃撃され漁民1人が死亡した事件の発生から、欧州議会および欧州連合（EU）の加盟数カ国の議会と国交樹立国が相次いで中華民国への支持を表明していると明らかにした。
外交部によると、欧州議会の台湾友好小委員会および保守系政党の議員団の議員が17日に、フィリピン公船が台湾の非武装の漁船を銃撃し死者を出したことを非難する声明を発表した。また、アイルランドの台湾友好小委員会は書簡で、中華民国の事件処理に対する支持を表明した。同時に、英国、ベルギー、ポーランド、スロバキアなどの国会議員も、フィリピン政府に対し、中華民国と協力して調査の進行に尽力するよう呼び掛けた。
また、国交樹立国による中華民国への支持について外交部は、現時点で、セントクリストファー・ネイビス、サントメ・プリンシペ、ツバルなどの国交樹立国が、書簡で中華民国への支持と慰問のメッセージを寄せたと表明した。