南米パラグアイのオラシオ・カルテス（Horacio Cartes）新大統領は14日（現地時間）、同国を訪れた馬英九総統と会見し、対等で互恵的な原則にのっとり中華民国（台湾）とパラグアイの二国関係を推進し、パラグアイが中華民国の力になれる事項を模索したいと表明した。馬総統はこれを受け、双方が直ちに互助委員会を設置し、相互援助や協力のできる事項を推進するべきだと述べた。
馬総統は午後、パラグアイの国立アスンシオン大学を訪れ、同大学のペドロ・ゴンザレス（Pedro Gonzalez）学長から名誉博士号を授与された。
馬総統は同大学でのあいさつで、台湾とパラグアイは、医薬品や医療の分野で協力することが可能だと指摘、特に世界の医療機関上位200医院のうち、台湾には米国とドイツに次ぐ14医院があり、海外から年間11万人以上の人々が訪れ医療サービスを受けていると説明した。