2024/05/04

Taiwan Today

外交

馬総統、セントルシアとセントビンセント・グレナディーンを訪問

2013/08/19
セントルシアに到着した馬英九総統(中央社)

馬英九総統は16日、カリブ海に位置するセントルシアを訪問、同国のケニー・アンソニー(Kenny Davis Anthony)首相を表敬訪問すると共に、両国の政府と国民間の友好協力関係強化に関する共同コミュニケにサインした。

馬総統は共同コミュニケ署名後のあいさつで、アンソニー首相の触れたセントルシアの青年の雇用問題について、中華民国(台湾)は職業訓練を通じてこれら若者たちが仕事のスキルを習得することに協力できると説明。また、セントルシアは日照量が豊かであるため太陽光発電で大きな可能性があると指摘、すでにアフリカや太平洋の島国、及び中米地域で進めている太陽光発電計画をセントルシアとも共有し、さらに青年の就業計画とも結びつけることで、セントルシアの若者たちを支援する意向を示した。

馬英九総統は17日にはセントビンセント及びグレナディーン諸島に到着し、同国のラルフ・ゴンザルベス首相と会談、共同コミュニケに署名して、両国が国家の発展と国際社会への参与を目指す堅い信念と決意を改めて表明した。

馬総統は、セントビンセント及びグレナディーン諸島で、中華民国の対外援助は国交を維持するためのもののみならず、一種の国際的な道義であるとの見方を示した。馬総統によると、中華民国の一人当たり国民所得はすでに2万米ドルを超え、国連の定める基準ではGDP(国内総生産)の0.7%を対外援助に使うべきところ、中華民国の援助額はまだそれに届いていない。馬総統は、中華民国はかつて他国の援助を受けた経験があり、自らに能力が備わったときには他国を支援することを忘れてはならないと話した。

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