2024/05/05

Taiwan Today

外交

中華民国、タイと「教育協力協定」を締結

2013/09/12
中華民国とタイは「教育協力協定」を締結。双方の教育交流にとっての出発点に。(教育部サイトより)

中華民国(台湾)の陳銘政駐タイ代表(大使に相当)と、タイのKriangsak Kittichaisaree駐中華民国代表は11日、中華民国教育部において両国を代表し、「台湾・タイ教育協力協定」に調印した。

同協定の締結は双方の高等教育協力における新たな出発点で、双方は今後、同協定を基礎に正式な交渉メカニズムを築くと共に、教師や学生の交流、奨学金の提供、単位と学歴の相互承認の検討、教育展や教育フォーラムの開催などで協力していくことに。現在最も重要で具体的な協力項目は「台湾・タイエリート600奨学金計画」で、中華民国は向こう5年間にタイの大学講師600人を対象に、台湾で修士や博士課程を学費免除で学べる枠を提供する。生活費はタイの大学側が負担する。

中華民国とタイの大学、専科学校(日本の高等専門学校に近い教育機関)の間ではすでに421項目に及ぶ教育協力協定が結ばれている。タイでは台湾の学生約200人が学んでおり、台湾で学ぶタイの学生は1250人。教育部では毎年、タイ人学生11人に台湾奨学金、5人には中国語奨学金を提供している。

また、「第3回台湾タイ高等教育フォーラム」は11月20日と21日にタイのバンコクで開かれることになっており、それぞれの政府で教育を担当する関係者や各大学の校長らが参加する。

なお、中華民国の高碩泰駐イタリア代表は11日、教育部を代表してローマ第三大学と「台湾研究講座計画」協力覚書に署名している。

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