外交部は13日、中華民国（台湾）は国連の専門機関である国際民間航空機関（ICAO）理事会のRoberto Kobeh González議長の招待に応じ、「特別ゲスト」としてICAO第38回総会に参加すると明らかにした。中華民国が1971年に国連における議席を失ってから42年、正式な招きに応じてICAOの会議に参加するのは初めて。中華民国にとって、5年前から世界保健機関（WHO）の年次総会WHAに参加するようになったのに続き、国連専門機関ICAOからの出席要請とそれに応じての参加となる。
今年のICAO総会は9月24日から10月4日までカナダのモントリオールで開かれる。ICAO理事会のGonzález議長からの招待状には、交通部民用航空局の沈啓局長の肩書きが明記されており、中華民国の民用航空局局長は各国の民間航空担当者と共に会議に出席し、同格のクラスに扱われることになる。
ICAO総会への参加を通じて、中華民国は国際的な飛行基準の制定方針をより効果的に把握できる他、飛行の安全に関する最新情報を得ることが可能となり、国民並びに世界の旅行者の航空における権益と安全を確保することとなる。