馬英九総統は17日、「ハロー総統!中華民国とアメリカの元首による外交の写真及び文物展」のためアメリカから中華民国(台湾)を訪れた訪問団一行と会見した。馬総統はあいさつの中で、中華民国とアメリカは過去100年の間、多くの協力を実現してきたことで互いに利益が得られ、双方の友好関係も長く固いものになったと指摘、今後は一日も早くアメリカと投資協定を結び、「環太平洋戦略的経済連携協定」(TPP)にも加われることを希望した。
馬総統はさらに、「光復台湾」(台湾の中華民国への回帰)はカイロ会談での重要な成果であり、「カイロ宣言」では「台湾は中華民国に返還されなければならないこと」を明確に示したと強調。馬総統は、その後の1945年の「ポツダム宣言」が再度、日本に対して「カイロ宣言」の条項履行を要求、すなわち「カイロ宣言」が日本の「降伏文書」の一部であり、台湾が中華民国に回帰したという最も有力な法律文書でもあると説明、アメリカの国務省からも条約もしくは国際協定とみなされ、法的効力を有していると強調した。