国連は16日、シリアの首都ダマスカス近郊のグータ(Ghouta)などで今年8月21日、神経ガスのサリンが大量に使用されたことを確認したとする調査報告を発表した。
中華民国(台湾)政府は18日、国際社会への責任ある一員として国連の調査報告に基づき、シリアが国際ルールに違反し、大量の化学兵器を貯蔵すると共に乱用していることを非難する立場を表明した。中華民国政府は、シリアの行為は国際社会がすでに確立している化学兵器の使用を禁ずる強制規範に違反しているのみならず、大量の一般市民を虐殺する暴行は国際法及び人権に反する重い罪だと指摘。
中華民国政府はその上で、シリアが国際社会の要求に応じ、貯蔵する化学兵器を引き渡し、シリアの人々を化学兵器の脅威から解放するよう呼びかけた。