2024/05/19

Taiwan Today

外交

外交部、韓国テレビ局に「台湾鯛」養殖の誤報訂正を強く要求

2013/11/05
「台湾鯛」は生産履歴などの管理が行われている。(行政院農業委員会サイトより)

韓国のテレビ局「Channel A」の番組『食物Xファイル』は、中華民国(台湾)の「台湾鯛」(ティラピアの改良種)の品質が悪く、養殖環境が劣悪であるかのような報道を行った。外交部(日本の外務省に相当)はこれに対し、駐韓国代表処(大使館)に状況を把握させると共に、同テレビ局に抗議し、説明と訂正を要求した。

外交部は同時に、駐台北韓国代表部(韓国の駐中華民国大使館に相当)に対し、「重大な関心」を伝えた。外交部及び駐韓国代表処はまた、行政院農業委員会(日本の農水省に相当)漁業署の提供する「台湾鯛」養殖の現況に関する参考資料ならびに台湾鯛協会による反論資料に基づき、「台湾鯛」の品質が優秀であること、中華民国政府は環境衛生と水産物製品の安全を重視し、「台湾鯛」養殖業者を指導して生産履歴と農業生産工程管理(TGAP)、HACCP(国連により発表されている、食品の衛生管理の手法)、CAS(台湾優良農産物証明マーク)など国内外の水産物製品品質認証を取得させていることなどを詳しく説明した。

駐韓国代表処の積極的な交渉に対して韓国側は、同番組は韓国の悪質な業者が「台湾鯛」の切り身を、海で獲れる高価な鯛と偽って販売していることを指摘したもので、「台湾鯛」が食用に適さないと主張する意図は無いと釈明。外交部及び駐韓国代表処は引き続き、同テレビ局が速やかに番組内で正式な訂正を行い、「台湾鯛」のイメージを回復させるよう求めていく。

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