2024/05/03

Taiwan Today

外交

中華民国、18日付けでガンビアと断交

2013/11/18
外交部の玄関からはガンビアの国旗が取り除かれた。(中央社)

外交部(日本の外務省に相当)は18日、声明を発表し、中華民国政府は国家の尊厳と「活路外交」の原則を守るため、2013年11月18日付でガンビア共和国との外交関係を断絶し、大使館と技術団の人員を引き上げさせると共に、両国間のすべての協力計画を中止すると宣言した。外交部は、これは、ガンビアのヤヤ・ジャメ(Yahya Jammeh)大統領が11月14日に「国家の戦略的利益」を理由に行った、中華民国との断交宣言に対する中華民国政府の回答だとしている。

外交部は声明の中で、中華民国は1995年7月にガンビアと国交回復して以来、積極的にガンビアに協力、同国の国家発展に有益で国民のためになる協力計画を推進し、政府関係者の相互訪問、人的往来も密接だったと指摘。中華民国は約束を守ることと正義の原則に基づき、ガンビアに対して終始兄弟であるかのように接してきたからこそ、ガンビア側の突然の決定に対しては極めて遺憾であるとの立場を強調した。

外交部はそして、中華民国政府の、国家の生存空間拡大と「活路外交」推進への立場がこれによって動揺したり変化したりすることは決してないと説明。その上で、引き続き固い決意と実務的な態度を以って、正義を堅持して中華民国に平等に接する国と共に努力し、中華民国にふさわしい国際的地位獲得を目指すと宣言、国際社会の一員としての義務を果たし、全国民の福祉の向上に力を尽くすと強調した。

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