台風30号の直撃により甚大な被害が出たフィリピン中部のため、中華民国（台湾）政府と民間が集めた救援物資は各界の義援金も含め、25日午後までに727万米ドルあまりに相当する量になっている。
政府は被災状況が伝わって直ちに20万米ドルの義援金を提供した他、空軍のC-130輸送機を延べ18機派遣し、第一陣の救援物資150トンを被災地に送り届けた。そして25日には第二陣として、海軍の中和艦が530トンの物資を載せて援助に向かった。
第二陣の救援物資は、民間慈善団体と国民が寄付したもので、太陽光発電機、テント、白米、衣料品、各種ビスケット、インスタント食品、飲料水など。4日以内に被災地に到着する予定で、被災者が一日も早く難関を乗り越えられるよう支援する。