中華民国（台湾）とカナダのプリンス・エドワード・アイランド州は、今年12月13日から平等互恵の原則および各自の交通法規に基づき、運転免許試験を免除し、互いの運転免許証を承認することで合意した。カナダではケベック州、マニトバ州、ニューブランズウィック州に続き台湾と運転免許証を相互承認する4つめの州となった。
中華民国交通部（日本の国土交通省に相当）が発行した有効な運転免許証（B類小型乗用車、C類大型貨物車、D類大型バス、E類大型トレーラーのいずれか）を取得して2年以上で、かつカナダのプリンス・エドワード・アイランド州の居留証を有する者は、運転免許試験を受けずに同州の「クラス5」の普通運転免許証の切り替え・発行を申請できる。
また、カナダのプリンス・エドワード・アイランド州が発行した有効な運転免許証（クラス1～5）を取得して2年以上で、かつ1年以上の中華民国居留証を取得した者は、入国の翌日から1年以内に運転免許試験を受けずに、台湾のB類小型乗用車の普通運転免許証の切り替え・発行を受けることができる。
上記の条件を満たす者はそれぞれ、中華民国交通部公路総局または各地方管轄の運転免許当局、およびカナダのプリンス・エドワード・アイランド州の運転免許事務所（Access PEI）に申請することができる。双方の運転免許当局が協力し、運転免許証の審査・許可および効力と真偽の鑑定を行う。申請手続きや遵守規定、時間など関連の決まりについては、直接申請先の当局に問い合わせることとなっている。