馬英九総統は5日、ローマ法王フランシスコ（Pope Francis）に書簡を送り、ローマ法王の2014年「世界平和の日」メッセージに呼応する姿勢を伝えた。馬総統はこの中で、日本の3･11東日本大震災やパラオ、フィリピンでの台風被害の際の援助を例に挙げ、中華民国（台湾）政府は民間と協力して積極的に国際的な人道支援を行い、地域の平和を促進していると説明した。馬総統はこれらの行動は台湾の人々が友愛の精神を具体的に実践したものとしている。
馬総統は、2013年4月10日に中華民国は日本と「台日民間漁業取決め」を結んで40年来の争いを平和的に解決、両国のウィンウィンを実現すると共に東シナ海の平和を維持したと指摘、これはローマ法王が世界各国に期待する友愛精神と合致する行いだと強調した。
ローマ法王フランシスコは今年1月1日に、「世界平和の日」メッセージを発表し、「愛は平和にまい進するための基礎と道筋。個人も国家も兄弟愛の精神で向かい合うべき」とする友愛の精神を示した。