マレーシア航空のMH370便が消息を絶った事件で、行政院海岸巡防署(海巡署:日本の海上保安庁に相当)は人道支援の精神に則り、「巡護七号」と「巡護九号」の2隻の巡護船(警備船)を同便が行方不明となった海域に派遣。これら巡護船は10日午後3時過ぎに台湾南部の高雄から出発、現地に急行して救援活動に加わることにしている。
一方、国防部(日本の防衛省に相当)からも海軍の「田単」軍艦が10日午後3時に離島の澎湖に位置する馬公基地から出発、空軍のC-130輸送機も午後3時半に南部の屏東基地を飛び立った。それぞれマレーシア航空機が消息を絶った海域での捜索救助活動に向かっており、具体的な行動で中華民国(台湾)の人道的な救援の精神を示す。