2024/04/29

Taiwan Today

外交

両岸関係安定と東シナ海・南シナ海の平和促進を=馬総統

2014/04/02
馬総統は1日、米ブルッキングス研究所のリチャード・ブッシュ北東アジア政策研究センター所長と会見した。(中央社)

馬英九総統は1日、米国ワシントンのシンクタンク「ブルッキングス研究所」のリチャード・ブッシュ北東アジア政策研究センター所長および台湾講座主任と会見し、対米関係の前進を続け、政府は両岸関係の安定を目指すほか、東シナ海と南シナ海の平和の促進に努めることを強調した。

馬総統はさらに、近頃台湾で「台湾海峡両岸サービス貿易協議(協定)」発効に反対する学生らによるデモが発生したことについて、中華民国は民主主義・法治国家で、平和的な手段による集会や訴えに対しては尊重、保護されるべきだが、公有財産の破損、国家機関の占拠および公務の妨害などの行為に対しては、法に則り処理すると述べた。特に立法院(国会)議場の占拠、および国家のの最高行政機関である行政院(日本の内閣府に相当)に突入したことは、世界中の民主国家が決して容認できない行為だとした。また迅速に「海峡両岸サービス貿易協議」の審議を進め、表決を行うためにも問題の根本的解決を望むと語った。

またブッシュ所長は馬総統のスピーチの前に、3月29日の記者会見で馬総統が政府の立場を冷静かつ明白に説明したことを支持し、政府が学生とコミュニケーションが図れる場を設け、一日も早く問題が解決することを望むと述べた。

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