外交部（日本の外務省に相当）は、日本の新藤義孝総務大臣が12日午前に、再び靖国神社を参拝したことについてこれを遺憾とする声明を発表した。同部は、新藤総務大臣が大臣就任以降、数度にわたり同神社を参拝していることは、地域の関係各国の関心と不安を喚起するもので、全く建設的な行為ではなく、中華民国政府として遺憾を表明するとした。
同部はさらに、中華民国政府は、歴史は忘れてはならないと強調、新藤大臣の靖国神社参拝はすでに近隣諸国の国民感情を害し、地域の調和と安定を守るには一切貢献しないとした。東シナ海情勢が緊張している現状において、各方面がより冷静になるべきであり、中華民国政府は関係各方面に「東シナ海平和イニシアチブ」の精神に応え、対立をあおるような行いはすべきでないとあらためて呼び掛けると表明した。また、日本政府や日本の政治家が歴史の教訓を胸に刻み、前向きな思考と責任感を持って、周辺諸国との友好関係発展に努め、ともに地域の平和と繁栄を促進するべく努力するよう期待するとした。