アメリカのAPEC（アジア太平洋経済協力）における高級実務者、Robert Wang氏が17日から22日まで中華民国（台湾）を訪問、中華民国の「APECビジネス諮問委員会」（ABAC）代表、威盛電子株式会社（VIA）の王雪紅董事長（会長）が17日に開いた「アジア太平洋オープン・イノベーション・プラットフォーム」（AP-OIP）専門家会議に出席してスピーチを行った。
Wang氏は2013年8月にアメリカのAPEC高級実務者となり、同年9月25日に中華民国を訪問。今回は同じ身分で二度目の訪台となる。
外交部（日本の外務省に相当）は16日、現在の地域経済統合のトレンド、アジア太平洋地域の経済協力の発展ビジョンと、台米双方がAPECにおける推進を計画する様々な提唱及び協力方式などについて、Wang氏と詳しく意見交換する考えを示した。
Wang氏はアメリカ国務省において豊富なキャリアを持つ職業外交官で、これまでに駐中国大陸公使を務めた他、2006年から2009年まではアメリカの対台湾窓口機関・アメリカ在台湾協会（AIT）台北事務所の副所長も経験。退任後はワシントンのシンクタンク、「戦略国際問題研究所」（CSIS）の「チャールズ・フリーマンの中国研究講座」（Freeman Chair in China Studies）で訪問学者を務めた。