呉敦義副総統は６日午前、台湾を訪れた日本の中川郁子衆院議員ら一行と会談した。呉副総統によると、現在台湾と日本を往来する飛行機は毎週450便近くに達し、日本の19都市、20空港へ就航している。また統計では、航空ネットワークの発達により、昨年台湾から日本を訪れた旅行者は、前年同期比50％増の延べ234万人に達し、日本から台湾を訪れた旅行者は延べ142万人で、合計で延べ376万人に上り、過去最高となった。
さらに、今年1月から3月までに台湾から日本を訪れた旅行者は、前年同期比39％増の63万人近くに達したことから、呉副総統は、日本が台湾の旅行者にとって最も訪れたい訪問先となっていることがわかると指摘した。
また、今年6月から10月に東京と福岡で予定される国立故宮博物院日本展の展示品の中には、「翠玉白菜（ヒスイの白菜）」や「肉形石」など同博物院の所蔵品で初めての海外展示となる作品もあり、台湾と日本の文化交流に新たな歴史の1ページが開かれる。
中川議員は、財務大臣などを務めた故中川昭一氏の妻で、中川氏は生前、友好な台湾と日本の関係強化に努力を惜しまなかった。今回、台湾を訪れた一行は、衆議院の鬼木誠議員、中村裕之議員、前田一男議員、田畑毅議員、高木宏壽議員など。