馬英九総統は13日、日本の対台湾窓口機関・公益財団法人交流協会の大橋光夫会長ら一行と会見した。馬総統は「日本はRCEP（東アジア地域包括的経済連携）の参加国であるほか、TPP（環太平洋戦略的経済連携協定）参加に向けての交渉に加わることも決定した。中華民国（台湾）もTPPとRCEPへの参加を切望していることから、日本の協力と支援を希望しており、台湾の参加により、アジア太平洋地域の経済統合がさらに効果的に完全なものになる」と述べた。
馬総統はまた、台日関係は安定して前進していることから、昨年の両国を相互訪問する旅行者数は合計で過去最高の延べ376万人に上り、今年は延べ400万人に達する見通しを示した。
馬総統はさらに、国立故宮博物院の人気展示品、翠玉白菜や肉形石などが6月に東京と九州で展示されることに言及し、これは故宮博物院の海外での展示において初めてのことと強調した。また2016年には同博物院分院「南院」（台湾中南部、嘉義県）で東京国立博物館の所蔵品展が開催されることになっている。これは台湾と日本の文化交流にとって重要で有意義なものとなると述べた。