2024/05/03

Taiwan Today

外交

外交部、EUの「王張会談」歓迎声明に感謝

2014/06/27
中国大陸における対台湾政策のトップ、張志軍氏(中央)が初来台。26日には台湾北部・新北市の託児施設を訪問した。(中央社)

行政院(内閣)大陸委員会の王郁琦主任委員(大臣に相当)は25日、台湾北部・桃園県で、台湾訪問中の中国大陸の「国務院」台湾事務弁公室の張志軍主任と会談(「王張会談」)した。EU(欧州連合)外務・安全保障政策上級代表であるキャサリン・アシュトン女史の報道官は26日、EUを代表し、台湾海峡両岸関係の改善について声明を発表した。

同声明は、「中国大陸において両岸関係を主管する高官が、そのカウンターパートである高官が今年2月に歴史的な中国大陸訪問を行ったのに対して初めて台湾を訪れたことを歓迎する。今回の会談は、2008年に築いた和解への過程が間違いなく進んでいることを示すものだ」とコメントした。

声明ではさらに、両岸が協力と連絡を引き続き拡大し、地域の平和と安全保障に貢献することを奨励。

外交部(日本の外務省に相当)によると、EUは長期にわたって両岸関係及び東アジア地域の安定に関心を寄せており、馬英九総統が総統に就任した2008年以降、EUと欧州議会は友好的な声明の発表や決議の採択を24度にわたって行っている。外交部は26日に発表したプレスリリースで、今回の声明内容は両岸関係の進展を評価するもので、中華民国政府はこれに歓迎と感謝の意を表すると共に、EUに対し、両岸が平和的な方式で双方の関係を発展させることへの関心と支持を継続するよう呼びかけると述べた。

ランキング

新着