馬英九総統は28日、イギリスの国会議員による訪問団と会見した際、イギリスは中華民国(台湾)にとって欧州で三番目に大きい貿易パートナーで、両国間の貿易額は昨年約36億ポンドに達しており、イギリスの対台湾輸出は金額ベースで前年比7.8%成長したと説明した。馬総統によると、昨年末までの台湾による対イギリス累計投資額は、台湾の対欧州投資額の1/5近くを占めている。さらに今年第1四半期には、生命保険の国泰人寿(Cathay Life Insurance Company, Ltd.)によるイギリスでの不動産投資会社設立が許可され、4億ポンドの投資が行われるなど、台湾の対外投資金額の半分以上がイギリスに対するものだった。
一方、台湾はスコッチウイスキーの輸出先として世界で上位10位の市場である他、シングルモルトに限れば世界で上位3位に入る。馬総統は、台湾は現在、地域経済統合への参加に積極的に取り組んでいると説明、イギリスが台湾とEU欧州連合との経済協力協定を支持し、台湾とイギリスの経済貿易面での関係をいっそう強化するよう希望した。