馬英九総統は21日、日本の河井克行衆議院議員ら一行と会見、台湾と日本の交流の現況を説明すると共に、今後アジア太平洋地域の平和と繁栄のために共同で努力していけるよう希望した。馬総統は、台湾が貿易自由化の推進と地域経済統合参与に力を入れていることを説明、その成果も徐々に現れているとして、昨年ニュージーランドと「台湾・ニュージーランド経済協力協定(ANZTEC)」を締結し、シンガポールとは「台湾・シンガポール経済パートナーシップ協定(ASTEP)」を結んだこと、並びに現在はTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)やRCEP(東アジア包括的経済連携)への参加に積極的に取り組んでいることを例に挙げた。
馬総統は、台湾の地域経済統合参加に日本が将来協力してくれるよう要請、アジア太平洋地域における経済と貿易の安定と繁栄の推進に向けて、台湾と日本が共同で努力していけることを期待した。
河井氏は5期連続で衆議院議員を務めている他、日本の衆議院外交委員会の委員長、外務大臣政務官、法務副大臣などの要職の経験者。