2024/05/03

Taiwan Today

外交

政府、南シナ海に関する歴史資料の初公開で主権をアピール

2014/09/02
1946年9月、内政部は南シナ海の島々の接収に関する会議を開き、内政部が作成した「南シナ海諸島位置図」を接収対象範囲とすることを決議した。写真は同位置図。(中央社)

内政部(日本の省レベルに相当)など複数の政府機関が共同で企画した「中華民国南彊史料特展(中華民国の南の国境・歴史資料特別展)」が1日、台北市にある国史館で開幕。政府が保管する、南シナ海についての歴史的な書類などの資料を初めて一般公開し、中華民国が南シナ海の島々を経略してきた歴史的な証拠を国民に示している。

馬英九総統は、南シナ海の主権争いが大変デリケートな問題となっている今、同特別展で政府の歴史資料を初めて公開することで、中華民国がかつて南シナ海の島々を管理した過程を正式に明らかにし、中華民国の南シナ海における主権の正当性を示すと強調した。

展示内容は、「南シナ海の島々の歴史と起こり」、「南シナ海の島々の統治」、「南シナ海の島々の主権の維持」、「南シナ海の島々の運営と管理」、「関連の人物の事績」の五大テーマに分けられている。台北での展示は9月1日より10月31日まで。10月9日と11月17日には南部の高雄市や中部・台中市でも開催される。入場は無料。

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