外交部（日本の外務省に相当）外交・国際事務学院と、米ハワイの国際的な教育研究機関、東西センター（East-West Center）は、10月中旬から台湾北部の台北市で、人材育成プログラム「太平洋島嶼国青年リーダー育成プログラム（Pacific Islands Leadership Program、PILP）」を共同で開講する。外交部の史亜平常務次長（外務事務次官）は13日、同学院において台北課程の開講式を主催した。
史次長はあいさつで、南太平洋の島嶼国は、広大な排他的経済水域（EEZ）と豊富な漁業・深海資源を有し、国際社会における存在感がますます高まっており、米国によるアジア太平洋地域のリバランス（再均衡）政策は、この地域の重要性を反映したものだと述べた。
また史次長は、政府はこの台米協力プログラムを通じ、台米の実質的なパートナー関係をさらに強化するとともに、日増しに国際社会の注目を集める太平洋の島嶼国とともに、中華民国の政治や経済、環境保護といった分野での成果や経験を分かち合い、中華民国、米国、太平洋の島国の3者の協力関係に新たな一ページが切り開かれることを望んでいると説明した。