2024/05/05

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蕭習会開催、「92コンセンサス」は両岸関係平和的発展の鍵

2014/11/10
APEC首脳会議に馬英九総統の特使として出席している蕭万長前副総統(左)は9日、中国大陸の最高指導者、習近平氏(右)と会談した。(中央社)

2014アジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議に馬英九総統の特使として出席している蕭万長前副総統は9日、中国大陸の最高指導者、習近平氏と会談した。双方はともに談話の中で、「92年コンセンサス」は両岸関係の平和的な発展の重要な鍵であり、両岸が今後もこの基礎をより確固たるものとし、両岸の人々の福祉のためさらに有利な成果を挙げるべく取り組む方針をあらためて表明した。会談後に蕭前副総統は、馬総統から託された任務は達成したと述べた。

蕭前副総統は、全く新しい思考で協力メカニズムを打ち立てようと呼び掛けると同時に、「両岸関係をバージョンアップした新たな枠組み」の構築に向けたイニシアチブを提唱した。

会談の中で蕭前副総統は、これからの両岸関係の推進について、習氏に対し確固として揺るがない3項目の提言を行った。それぞれ、第1には、ともに平和的な発展を守るとの目標は変わらないこと、第2には、「92年コンセンサス」を両岸交流・交渉の重要な基礎とする決心は変わらないこと、第3には、ともに両岸の制度化された経済協力を推進し、両岸の人々の福祉を追求するという方向性は確固として変わらないこととなっている。蕭前副総統はまた、両岸が末永く持続することのできる互恵的でウィン・ウィンの関係という共通のビジョンに基づき、バージョンアップした両岸経済関係の枠組みを打ち立てることを心から期待していると表明した。

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