蕭萬長前副総統はこのほど馬英九総統の代理として、10日から11日まで中国大陸の北京で開かれたアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議に出席した。
同会議開催期間中、蕭前副総統は、APECが「アジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)」を推進することを支持する立場を伝えると共に、関連の研究作業に貢献する意向を示した。蕭前副総統はまた、中華民国(台湾)が環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)及び東アジア地域包括的経済連携(RCEP)など、地域経済統合のメカニズムに参加する意欲があることを重ねて表明した。
蕭前副総統は同会議開催期間中、米国のジョン・ケリー国務長官、中国大陸の指導者、習近平氏、日本の安倍晋三首相とそれぞれ二者会談を行った他、複数の経済体リーダーと対面して交流した。
日本の安倍首相との会談で双方は、近年、台日関係では様々な分野で進展が見られるとの認識で一致すると共に、台日間における経済貿易面での問題についての定期的な話し合い、地域経済統合と繁栄の共同での推進など、様々な面での協力と交流を引き続き強化していけるよう期待した。