2024/05/06

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台湾、WCPFCでの基金で島嶼開発途上国の漁業発展後押し

2014/12/02
台湾は基金を設立し、小島嶼開発途上国における漁業の発展を後押しする。(中央社)

「中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)」の11年目の年次総会が1日、サモアの首都、アピアで初日を迎えた。中華民国(台湾)はこの日、向こう5年間で200万米ドルの「チャイニーズタイペイ信託基金」を設立したと宣言、「小島嶼開発途上国(SIDs)」が漁業の発展を望む声に応えていくことを明らかにした。

同信託基金は主に、開発途上の会員の漁業発展計画を支援するもの。優先的な受益対象は中華民国と正式な国交を持つ太平洋の友好国。特に小島嶼開発途上国の能力構築の上で、「政府の漁業管理能力向上」と「漁獲能力の強化」の二項目を主要な用途としている。同信託基金の執行と運営により、開発途上の会員はそれぞれのニーズに合わせて漁業の人材資源や技術の強化に努め、さらにはそのモニタリング、規制、監視(MCS)などの管理能力を高めていく。

「中西部太平洋まぐろ類委員会」は2004年6月19日にその組織に関する条約が発効、中華民国は同年11月2日に、「漁業実体(Fishing Entity )」の身分と「チャイニーズタイペイ(Chinese Taipei)」の名称で正式会員として加わった。

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