米国の対台湾窓口機関、米国在台湾協会(AIT)は11日、台湾の六大博物館と協力し、アジアでの違法な動物製品のニーズを無くせるよう、野生動物保護の観念を広めていくと宣言した。
AIT台北事務所(中華民国における米国大使館に相当)のChristopher J. Marut所長は、台湾の博物館の参観者数は世界有数だと指摘、昨年、国立故宮博物院を訪れた人は延べ440万人以上でアジア2位である他、宣伝手法も創意に満ちたもので、間違いなく大きな成果があげられると期待した。
AITと国立故宮博物院、国立歴史博物館、国立自然科学博物館、国立台湾博物館、国立台湾史前文化博物館、国立海洋生物博物館は、施設内のポスターを通じて、野生動物の売買や輸送による危害、並びにその撲滅に向けての米国と台湾の決意を説明していく。