外交部（日本の外務省に相当）は今年、国内外の重要なNGO（非政府組織）団体と共同で「台湾NGO送愛心迎新年（台湾NGOが届けた愛で新年を迎えよう）」のイベントを行う。23日午前、第一陣である愛心書包（真心かばん；文房具などをつめたリュックサック）発送前の記者会が開かれた。会見を主催した外交部の史亜平常務次長（外務事務次官）は、「外交部は、国内のNGO団体の協力で集めた、第一陣の物資、真心かばんを23日、コンテナで南太平洋の国交国、ソロモン諸島に向けて輸送した。現地の子供たちに楽しい新年を迎えてもらいたい」と語った。
外交部は引き続き、国内外のNGO団体と協力して、衣服、玩具、文房具などの生活用品を募る。これらは、南太平洋の国交国、キリバス、ナウル、マーシャル諸島、ツバル及びアフリカの国交国に送られ、台湾の人々の思いやりが、世界の末永い発展を促すという目標の手助けとなるよう努力する。
今回のイベントは、国内外で弱い立場にある人たちを支援するNGO団体と共同で行い、政府、企業、NGOの国際的な三者協力モデルとなっている。そのほか、国内で募った文具などの物資はすべて、MIT（メイドイン台湾）で、援助先の子供たちに台湾の人々の思いやりを十分に伝え、また国内の産業支援にもつながっている。