米国国務省アジア・太平洋局のロバート・ワン（Robert Wang）アジア太平洋経済協力（APEC）上級担当部長が1月31日より2月3日まで中華民国（台湾）を訪問、滞在期間中には馬英九総統を表敬訪問する。
ワン上級担当部長は今回の訪問で、アジア太平洋地域における現在の地域経済統合の趨勢、今年APECにおいて台湾と米国が共同で推し進める各種提唱、協力計画及びAPECの今後の見通しなどについて、台湾と踏み込んだ意見交換を行なう。
ワン氏が米国のAPEC上級担当部長として台湾を訪問するのは三度目であり、米国がAPECの枠組み内における台湾との緊密な協力関係を大変重視していることが示された。
台湾と米国はアジア太平洋地域におけるサプライチェーンのリンク強化、イノベーションと科学技術の発展、国境を越えた教育交流と女性の経済機会拡大などの議題で協力しており、そうした提唱の多くが2014年のAPEC首脳宣言に盛り込まれた。これらは台湾と米国の長期にわたる友情と共通の価値が示された具体的な例となっている。