日本がアイヌ博物館の建設を計画するにあたり、「台湾原住民族文化園区(台湾先住民族文化パーク=Taiwan Indigenous Peoples Culture Park)」(台湾南部・屏東県瑪家郷)を重要な手本と位置づけている。2月27日からの三連休に、日本の関係者による訪問団が来台し、同パークの運営状況を実地で視察した。
日本側はこれまでに二度、台湾を訪れており、今回は実際の運営面と文化活動などソフト面の視察が重点。アイヌ政策の策定を担当する日本の内閣官房参事官、小山寛氏は、台湾の「先住民族文化パーク」における歌や踊りの公演活動や体験活動はすばらしく、アイヌ博物館の計画では同パークでの経験を参考に文化体験活動を企画したいと述べた。