2024/05/05

Taiwan Today

外交

馬英九総統、比のラモス元大統領と会見

2015/03/05
馬英九総統(右)は4日、フィリピンのラモス元大統領(左)と会見し、「経済協力協定(EPA)」の締結を呼びかけると共に、フィリピンの中華民国(台湾)に対する入国ビザ免除措置などに期待した。(総統府サイトより)

馬英九総統は4日午後、フィリピンのラモス(Fidel V. Ramos)元大統領と会見した。馬総統は中華民国(台湾)とフィリピンの関係について、国交は無いものの、近年は常に緊密な協力関係を保っているとして特に経済貿易面での実績を強調した。馬総統によれば、現在、中華民国はフィリピンにとって7番目に大きい貿易パートナーで、フィリピンは中華民国にとって11番目に大きい貿易パートナーとなっている。両国間の貿易総額は昨年(2014年)、116億米ドルに達した。

馬総統は、この協力関係がもたらす契機を把握し、双方はウィンウィンを基礎とした「経済協力協定(ECA)」を速やかに締結し、経済貿易面での協力関係と交流を強化すべきと訴えた。馬総統は、これは中華民国が「環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)」、「東アジア地域包括的経済連携(RCEP)」などの地域経済統合に加わるための助けにもなると指摘。

馬総統は、中華民国はすでに、米国、日本、EU(欧州連合)など141カ国・地域から中華民国の国民に対する入国ビザ免除もしくはランディングビザ発給の待遇を得ているとし、中華民国とフィリピンの経済貿易分野、並びに観光分野での各種交流を促進するため、フィリピン政府が同様の待遇を提供し、台湾の人々のフィリピン観光やフィリピンでの事業展開の意欲を高めるよう期待した。

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