呉敦義副総統は18日午後、「第12回日台文化交流青少年スカラシップ」の受賞者と会見した。
呉副総統は、台日双方の絆を強め、日本の青少年に中華民国（台湾）をより深く理解してもらうため、外交部（日本の外務省に相当）と日本工業新聞社が2003年にこのスカラシップをスタートさせたと指摘、今年で12年目となり、これまで選ばれた優秀な日本の学生179人が、台湾に研修旅行に訪れたと述べた。
台日間の相互訪問旅客数は昨年、延べ約460万人に達し、うち日本の学生1万人近くが台湾を、また台湾の高校（高専も含む）の学生約5,500人が日本を訪れている。さらに、国立故宮博物院の貴重な国宝が昨年6月から11月にかけて日本で展示され、延べ約66万人がこれを鑑賞し、台日間の文化交流における一大イベントとなった。
呉副総統はまた、今回スカラシップで選ばれた学生らが5泊6日の研修旅行において、台湾の大学や高校への訪問と学生との交流を通じ、お互いの暮らしや文化を身を持って理解し、台日間のさまざまな交流を促進するのに貢献して欲しいと述べた。