馬英九総統は24日、前日に死去したシンガポール建国の父と呼ばれたリー・クアンユー元首相の弔問のため、専用機でシンガポールを訪れた。馬総統はまた、リー・シェンロン現首相と会談した。馬総統が総統任期中に外交関係のない国を訪問するのは初めてだ。
馬総統は24日午前11時30分に専用機でシンガポールに向け出発した。夕刻にシンガポールに到着後、親族の追悼会に出席するため総理官邸を訪れた。さらにリー氏の長男でシンガポール現首相のリー・シェンロン氏と会談、午後11時30分に帰国した。
馬総統が帰国後の空港で発表した談話では、「シンガポール政府の取り計らいで、リー氏の親族追悼会に参加して哀悼の意を伝えられたことに感謝している。リー氏が亡くなったことはシンガポールにとっても台湾にとっても大きな損失だが、両国関係が今後も安定して発展し、影響を受けないことを願っている」と述べた。