2024/04/30

Taiwan Today

外交

馬総統、「台湾奨学金」などの修了歓送会に出席

2015/05/11
馬英九総統は8日、「台湾奨学金」及び「中国語文奨学金」対象者の修了歓送会に出席、台湾で中国語を学ぶ学生が来年は2万9000人の目標を達成できるよう期待した。(中央社)

馬英九総統は8日午後、世新大学(台湾北部・台北市)で外交部(日本の外務省に相当)と教育部(日本の文科省に類似)が合同で行なった、2015年「台湾奨学金」及び「華語文(中国語文)奨学金」の対象者の卒業(修了)歓送会に出席した。

馬総統は、「台湾奨学金」は2004年にスタートしてこれまでに4800人あまりを採用、3400人あまりがこれによって学業を終えられた他、卒業(修了)生の中にはすでに友好国の政府で重要なポストに就いている者もいると指摘した。

馬総統によると、中華民国(台湾)は2006年に「中国語文奨学金」も開始。これによってこれまでに4000人あまりの外国籍学生が台湾で中国語を学んでいる。またそれら学生の多くが修了後、さらに「台湾奨学金」を得て、台湾で引き続き学位の取得に励んでいることは、台湾での就学を希望する人がますます増えていることを示している。「台湾奨学金」と「中国語文奨学金」はいずれも、外国籍の学生の台湾における中国語の習得もしくは専門能力の獲得を助ける他、これら各国の若者が台湾の風習や生活、そして人々を深く理解させる働きも持つ。

馬総統は、中華民国における中国語教育では中国大陸で使用される「簡体字」ではなく、「正体字(繁体字)」を採用していることで、一部の人が学生募集への影響を懸念していることについて、中国大陸が推進する簡体字は2200字あまりで常用漢字の1/4から1/3に過ぎない他、そのうち完全に「別の字」になっているのは500字以下だと説明、中華民国で出版されている「正体字」と「簡体字」の辞典を使えばいずれも学べると述べた。馬総統は、昨年、台湾で中国語を学んだ外国籍の学生は1万5000人以上だとし、来年には2万9000人の目標が達成できるよう期待した。

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