馬英九総統は14日午後、日本の宮城県の村井嘉浩知事の表敬訪問を受けた。馬総統は、台湾と日本の間のさまざまな交流を紹介するとともに、先ごろから社会で大きな注目を集めている日本からの輸入食品に対する管理について、中華民国(台湾)の政策的立場と措置を説明した。
馬総統はまた、中華民国は日本の農産物輸出では3番目に大きい仕向け先であり、輸出額は10億米ドル近くと、日本の農産物輸出全体の13%を占め、台湾の人々が日本の農産物をとても好んでいることがうかがえると述べた。また、これまでに日本からの輸入食品に対し台湾で行った放射性物質検査では法定基準を超えたことは一切なく、安全の懸念がないことが示されていると指摘。現在問題となっているのは食品そのものの安全性ではなく、表示の正確さで「科学的な問題ではなく、法的な問題だ」との見解を示した。