2024/05/05

Taiwan Today

外交

米下院が台湾との合同演習呼び掛け、国防部は実現を期待

2015/05/18
米下院が、台湾にも環太平洋合同演習への参加を要請すべきと決議したことについて、国防部の羅報道官(写真)は実現を期待していると表明した。(中央社)

米連邦議会は下院で、「2016会計年度(15年10月~16年9月)国防権限法案」で中華民国(台湾)に友好的な修正条文を盛り込み、米国が環太平洋合同演習(RIMPAC、リムパック2015)に中国大陸を招待するならば、国防長官が台湾にも参加を要請すべきと求め、台湾が地域の多角軍事交流および安全保障協力メカニズムに参加することを支持する立法を進めると決議した。これについて国防部(日本の防衛省に相当)の羅紹和報道官は、実現することを期待していると表明した。

羅報道官は、2年に1度のRIMPACは、アジア太平洋地域における米国と友好国との軍事協力関係を維持するための重要なイベントだと説明した。また、中華民国は米国にとり、西太平洋地域の経済および安全保障分野における重要なパートナーであり、国防部はこれまで幾度となく米側に招待するよう働き掛けてきたが、これまで招待を受けたことはなかったという。

羅報道官は、国防部は今後も、さまざまな交流と協力活動を通じ、関連各国に向け地域安全保障の取り組みに積極的に参加する意向を伝えていくとともに、アジア太平洋地域の平和と安定の維持により多くの責務を負い、「オブザーバー」の立場で安全保障分野の国際協力機関や合同演習メカニズムに参加できるよう働き掛けていくと表明した。

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