台湾を先ごろ訪れた米国務省経済商務局のカート・トング筆頭次官補代理は、米ワシントンで、台湾との貿易経済および投資関係をさらに深めたいとの米国の方針を明らかにした。
トング筆頭次官補代理は台湾に対する提言に言及した際、経済の多元化と他国との経済統合の重要性をあらためて強調。また、台湾と中国大陸が通商関係を発展させることについて米国は反対しないが、同時に米国やその他の国々との貿易経済上の往来を拡大することを望むと表明した。
台湾が環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の交渉に参加できるかどうかについて、米側はワシントン当局はTPP交渉の強化を希望しているという表現にとどめた一方、台湾との通商関係の意向ははっきりしているとも述べた。