2024/05/03

Taiwan Today

外交

馬総統が米下院議員訪問団の表敬訪問受ける

2015/07/01
馬総統は、中華民国政府および国民を代表してエディ・バーニス・ジョンソン米下院議員(写真左)ら訪問団を歓迎した。(中央社)

馬英九総統は30日午前、エディ・バーニス・ジョンソン(Eddie Bernice Johnson)米下院議員ら訪問団と会見した。馬総統は、中華民国(台湾)政府および国民を代表して訪問団を歓迎し、中華民国政府が女性の権利を促進するために行っている努力や成果について説明した。

馬総統は、ジョンソン議員が、米国の台湾に対する安全保障、台湾への武器売却、台米の自由貿易協定(FTA)締結、および台湾の世界保健機関(WHO)、国際民間航空機関(ICAO)などへの参加を支持していることについて、謝意を表した。

2011年以来、ヒラリー・クリントン前米国務長官も現職のジョン・ケリー米国務長官も、台米関係の発展を支持してきた。米国は台湾を「重要な安全保障および経済のパートナー(an important security and economic partner)」と称し、米国務省のスーザン・ソーントン(Susan Thornton)アジア太平洋地域副長官は最近、公の場で台湾と米国は「包括的、長期的、互恵的」なパートナーであることを重ねて表明した。

馬総統によると、米国は台湾にとって第2の貿易パートナーで、台湾はインドやサウジアラビアを抜き、米国の第10番目の貿易パートナーとなっている。米国主導のTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)でも最近進展がみられた。台湾も次回のTPP交渉に参加できることを期待しており、台米間の経済貿易関係の発展がさらに進むことを望んでいるという。

馬総統はまた、第2次世界大戦中に旧日本軍が慰安婦として強制的に働かせていた女性についても言及した。馬総統は、「20年前から元慰安婦の公平と正義を支持してきた。しかし、日本に提訴した訴訟がすべて敗訴に終わったことは、とても遺憾だ。台湾初となる『慰安婦記念館』が、今年8月に除幕式を行い、12月に正式に開館する」と述べた。

女性の権利について馬総統は、「行政院(内閣)は1997年に『婦女権益(女性の権利)推進委員会』を発足、総統就任後はさらに範囲を広げ『行政院ジェンダー平等会』となった。国連開発計画(UNDP)による『ジェンダー不平等指数(GII)』で、2013年には、台湾はジェンダー平等レベルが世界で第5位にランクインされ、アジアでは一位だった」と説明した。

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