2024/05/20

Taiwan Today

外交

馬英九総統、ドミニカ共和国国会で演説

2015/07/15
馬総統は、ドミニカのダニーロ・メディーナ大統領の訪問の招待を受けたことを「非常に光栄なこと」と話し、国民の温かいおもてなしと熱烈な歓迎を受けたと喜びを伝えた。(中華民国総統府サイトより)

ドミニカ共和国を訪問した馬英九総統は13日午後(現地時間)、同国の国会で演説した。

馬総統は、訪問団とともにドミニカ到着後、再度国民から温かいおもてなしと熱烈な歓迎を受けたと喜びを伝えた。

中華民国(台湾)の外国貿易政策について馬総統は、「総統就任後、主要な貿易パートナーと順々に貿易提携に関する協定を交渉・締結してきた。それらには中国大陸との『海峡両岸経済協力枠組み協議=協定(ECFA)』、日本との『台日投資協議』、ニュージーランドとの『台湾・ニュージーランド経済協力協定(ANZTEC)』、シンガポールとの『台湾・シンガポール経済パートナーシップ協定(ASTEP)』が含まれる。現在、台湾は、『環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)』と『東アジア地域包括的経済連携(RCEP)』への参加を目指し、台湾が他国との貿易交渉で、更に対等な立場を得られることを望んでいる」と説明した。

馬総統は、台湾とドミニカの協力の成果について、両国の提携計画は年々、拡大し深まっていると指摘。馬総統は14日午前、両国の提携で建設された特別児童養護施設、「特殊児童養護センター(ドミニカ首都、サントドミンゴ)」を訪問した。馬総統は、同センターの設備の完備をたたえ、今後も台湾は資金援助を継続し、計画中のほかの4つの施設も計画通りに完成させ、障害を持つ児童たちがより良い支援を受けられる場を提供したいとした。

馬総統はまた、双方の投資の現況と今後の見通しについて、「現在、75の台湾企業がドミニカに投資している。そのうち、靴メーカー大手、『宏福鞋業公司』や『通用化学公司』は、昨年ドミニカに工場を設置した。これらが、数万にのぼる雇用機会の拡充につながり、現地の靴産業の発展に役立つことを期待している」と強調した。

馬総統によると、今回の訪問は、ドミニカのダニーロ・メディーナ大統領の招待を受けてのもので、訪問団を率いて3度目の訪問となった。馬総統は、招待を受けたことについて「非常に光栄なこと」と話し、2008年に総統就任後初めて訪問した友好国がドミニカだったことからも、ドミニカとはとても深いゆかりがあると述べた。

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