2024/05/02

Taiwan Today

外交

衛福部、日本の医師たちによるやけど処置などでの交流に感謝

2015/07/16
日本の集中治療分野の教授とやけど処置を専門とする医師の一行6人が12日に来台した。台湾の医師たちと交流することで、事故によるやけど患者の回復に協力したいと話した。(中央社)

6月27日、台湾北部・新北市にあるテーマパーク、「八仙水上楽園」で起きた粉塵爆発と見られる事故では500人近くがやけどを負って病院に運ばれ、今も400人近くが入院治療を受けている。これまでに6人が死亡。NGOの台湾路竹会と中華民国医師公会(組合)全国聯合会の協力の下、日本のNPOのAMDA(The Association of Medical Doctors of Asia)及び日本医師会が共同で推薦する、集中治療分野の教授並びにやけど処置を専門とする医師6人が12日に来台、翌日から3日間、三軍総病院、新光呉火獅記念病院、振興医療財団法人振興病院、林口長庚記念病院、国泰綜合病院など、この事故によるやけど患者を多く収容する重点病院を訪れ、専門医療に関する交流を行なった。

日本からの医師団はこの間、これらやけど患者の全体的な治療方法、やけどの傷及び肺の感染症への対処について全面的に把握した他、各病院の医療チームと、広範囲に重度のやけどを負った患者に対する実際の治療状況、並びに使用する医療技術などについて意見を交わし、経験を共有した。日本の医師たちは、やけど患者に対する治療には高額な費用と長い時間が必要で、政府のサポートと資源の投入が無ければやり遂げられないと指摘した。

衛生福利部(衛福部:日本の厚労省に類似)は今回来台した日本の医師団、それを実現した台湾路竹会並びに中華民国医師公会全国聯合会、協力した外交部(日本の外務省に相当)と同医師団を受け入れた各病院に深く感謝した。

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