日本の安倍首相が第二次世界大戦終結70年にあたり発表した談話に対し、中華民国政府は、日本政府が引き続き歴史の事実を直視し、深く反省し、未来志向と責任ある態度を以って周辺国家と友好的な協力関係を発展させ、共同で地域の平和と安定の促進に努めていくよう期待した。また、日本の一部国会議員らが15日に靖国神社を参拝したことについて、中華民国政府は遺憾とする立場を表明した。
中華民国(台湾)と日本が戦後に築いた固い友好関係は、アジア各国が戦争の暗い影から抜け出し、和解と協力を実現した最も理想的な模範となっている。馬英九総統は2008年に総統に就任して以来、台湾と日本の関係を大変重視し、両国の関係を「特殊なパートナーシップ」と位置づけた。そして、2013年4月には「台日民間漁業取決め」を締結、東シナ海を「平和と協力の海」にし、東アジア地域の平和と安定を効果的に促進した。