2024/04/28

Taiwan Today

外交

鄭文燦桃園市長、日本の岸信夫議員訪ねて意見交換

2015/09/04
訪日中の鄭文燦桃園市長(右)は3日午後、日本の岸信夫衆議院議員(左)を表敬訪問。桃園市の企業が製作した「三太子ロボット」(写真中央)をプレゼントし、岸議員が台湾の「三太子」のように、政界で活躍するよう祈った。このロボットはダイナミックに踊るユニークなもの。(中央社)

台湾北部・桃園市の鄭文燦市長率いる「2015年領航桃園×友誼都市(桃園を友情の都市へとナビゲート)」訪日団が3日午後、衆議院第一議員会館(日本・東京)を訪れて日本の岸信夫衆議院議員をはじめとする日本の衆参議員26人と約1時間にわたって会談、台日交流に関する様々な議題について意見を交わした。

鄭桃園市長は、岸信夫議員は「日本・台湾経済文化交流を促進する若手議員の会」の会長も務めており、長期にわたる「台湾の親友」だとして、台湾の人々及び桃園市民を代表して岸議員の長年の支持に感謝すると共に、双方の友情をいっそう深められるよう希望した。

鄭市長は、将来はICT産業などのハイテク産業において、日本のより多くの対象と提携していけることに期待。桃園市にも「日資企業聯繫会議(日系企業連絡会議)」を設置して、同市と日系企業が「フェイス・トゥ・フェイス」で直接意思疎通できるプラットフォームにしていると説明した。

1時間にわたった会談の中で、日本の議員らは「環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)」、原発事故被災地の福島県で生産される食品に対する、台湾の衛生福利部(日本の厚労省に類似)食品薬物管理署(FDA)の輸入規制状況、台日の相互信頼関係とアジア太平洋地域の安全保障の強化という三つの議題について、桃園市のスタッフと突っ込んだ話し合いを行なった。

鄭桃園市長は会談後、桃園市内の企業「祥儀機器人夢工廠」が製作した、「三太子ロボット」を岸信夫議員にプレゼント、岸議員が政界で、「三太子」のように「風火輪」を持てるようにと願った。「三太子」は道教の神様。「風火輪」は「三太子」の重要な法器で、力強さ、すばやさ、エネルギッシュであることを象徴する。岸議員はこの躍動感あふれるプレゼントに驚くと共に、桃園市は製造業が盛んな都市だとし、将来は日本の製造業との協力関係を強化し、台日関係のいっそうの発展を促進できると期待した。

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