2024/05/08

Taiwan Today

外交

馬総統、日本の田中和徳衆議院議員ら訪問団と会見

2015/09/08
馬英九総統(右)は7日、日本の衆議院議員で、「神奈川県日華親善協会」の名誉会長を務める田中和徳氏(中央)率いる訪問団と会見した。(中央社)

馬英九総統は7日午後、日本の衆議院議員で、「神奈川県日華親善協会」の名誉会長を務める田中和徳氏率いる訪問団と会見した。馬総統は、6月に台湾北部・新北市のテーマパークで粉塵爆発と見られる事故が起きた際、日本が様々な援助とサポートをしてくれたことに感謝すると共に、経済、文化、観光などの面における台日交流の成果を説明した。

馬総統はあいさつの中で、今年6月27日に「八仙水上楽園」で粉塵爆発と見られる事故が起きた際、日本の各界がただちにお見舞いのメッセージを寄せたことに触れた。馬総統は、日本側は医療物資を提供した他、日本のNPOのAMDA(The Association of Medical Doctors of Asia)及び日本医師会は共同で集中治療分野とやけど処置の専門家6人を推薦して台湾に派遣し、台湾の医療スタッフに専門的な知識を提供したと説明、その上で、医療スタッフの努力と各界のサポートの下、より多くの被害者が無事退院できるよう祈った。

馬総統はまた、「神奈川県日華親善協会」が創設から49年になること、そして創設の目的に日本と中華民国(台湾)の友好関係促進を掲げていることを指摘、同協会は毎年訪問団を組織して訪台している他、日本の横浜における台湾の華僑団体が行なう国慶節(中華民国の建国記念日)祝賀活動にも参加しているとして、同協会が台日の友好的な関係促進に力を尽くしていることを評価した。

台湾と日本の関係について馬総統は、総統就任後ただちに台日関係を「特殊なパートナーシップ」と位置づけ、様々な面での協力と交流を全力で推し進めてきたと強調、2011年の、中華民国建国百年を記念する国慶節祝賀大会に参加した日本の国会議員は過去最高の67人に達したと説明した。馬総統は、今年も1月から7月までに日本の各界から102団体、延べ850人が来訪しており、これらはいずれも「特殊なパートナーシップ」が具現化された成果であるとの認識を示した。馬総統はまた、近年、台日交流は多くの重要な進展を見せているとし、「台日民間航空取決め(オープンスカイ)」、「ワーキングホリデー制度」、「台日民間投資取決め」、「台日民間漁業取決め」などを重要な協定として挙げた。

文化交流について馬総統は、昨年、国立故宮博物院が日本の東京と福岡で開いた「神品至宝展」は合計延べ66万人を引き付け、一方で2年前に台湾で公演して大好評だった日本の著名な宝塚歌劇団が今年8月に再び台湾で行なった公演も大きな話題になったと伝えた。そして民間交流について馬総統は、昨年台日間の人的往来は延べ460万人に達して過去最高を更新し、今年は延べ500万人が期待できると説明、これらは台湾と日本の極めて緊密な関係を証明しているとして、今後も双方が密接な交流を継続し、台日関係をいっそう深め、より友好的にしていけるよう強く望む立場を示した。

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