2024/04/27

Taiwan Today

外交

次期総統選民進党公認候補、蔡英文主席が訪日

2015/10/07
蔡英文民進党主席は6日午後、東京・永田町の衆議院会館を訪れ、超党派の議員連盟「日華議員懇談会」の所属議員と会談した。(中央社)

台湾の最大野党、民主進歩党(民進党)の次期総統選公認候補、同党の蔡英文主席は6日正午、東京に到着した。午後、蔡主席は、東京・永田町の衆議院会館を訪れ、超党派の議員連盟「日華議員懇談会」の所属議員と会談した。蔡主席は、今回の日本訪問で、各界に「第一に、台湾の人々と民進党は台日関係を非常に大切にしていること。第二に、台湾が日本とともにアジア・太平洋地域の平和と安全を維持していきたいこと。第三に、台湾と日本が今後も引き続き貿易関係を強化し、あらゆる面で協力関係が構築されることを望む。第四に、台湾の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)参加への日本側の協力要請」の4点を特に伝えたいと強調した。

日華議員懇談会副会長、山東昭子参議院議員は、歓迎のあいさつの中で、「台湾と日本は、心と心がつながっている深い関係」と述べ、もう一人の同副会長、衛藤征士郎衆議院議員は、「日本は、台湾の各政党の安定した発展、並びにアジアの安定と平和に尽くした貢献を非常に歓迎している」と語った。

蔡主席は、その後の「日華議員懇談会」所属議員との非公開の会談で、経済、貿易、産業に焦点を当て、台湾と日本が今後、グリーンエネルギー、精密機器、防衛産業などの分野で提携することを期待しているとした。また、日本がTPP交渉に参加する過程で、農業について台湾へ助言を提供してほしいと要請した。さらに、台湾の得意分野、バイオテクノロジーでも日本と協力関係を築きたいと強調した。

日本の元防衛副大臣で、親台湾派としても知られる長島昭久衆議院議員は、「台湾と日本は一衣帯水(海や川などで隔たりがあっても、その関係は近く、非常に深いこと)の関係にある。日本人は、東日本大震災の台湾からの恩義を永遠に忘れないし、台湾で災害が発生した場合にも、日本からの救助隊がすぐにかけつける。そのため、台日関係は戦略的パートナーシップ関係にまで発展すべきだ」との考えを示した。

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