2024/05/05

Taiwan Today

外交

馬総統、「中華民国国慶日本祝賀団」を昼食会で歓迎

2015/10/12
馬英九総統(右)は10日、「日華議員懇談会」の祝賀団一行を昼食会で歓待。左は同会の古屋圭司幹事長。(写真:CNA)

馬英九総統は10日正午、総統府で昼食会を開き、「中華民国国慶日本祝賀団」一行を歓待した。馬総統はあいさつの中で、日本の超党派議員連盟、「日華議員懇談会」は近年、平沼赳夫会長と古屋圭司幹事長のリードの下、今年7月にはメンバーが284人に増え、日本の国会議員の約1/4を占めるまでになったと称えた。馬総統はまた、同会が毎年双十国慶節に訪問団を組織して中華民国(台湾)を祝賀に訪れ、一度も途切れないことを中華民国は極めて重視しているとする一方、今回訪台した祝賀団が日本の衆参両院の議員26名を含む31名からなることを、「同会の台日関係に対する重視」として評価した。

台湾と日本の経済貿易面での関係について馬総統は、台湾にとって日本は三番目に大きい貿易パートナーだとし、台湾のTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)参加を同祝賀団のメンバーらが引き続き支持し、地域経済統合を促進するよう期待した。

馬総統はまた、今年6月27日、「八仙水上楽園」(台湾北部・新北市にあるテーマパーク)で粉塵爆発と見られる事故が起きると日本の各界が直ちに関心を寄せ、台湾の医療機関に専門的なアドバイスをしてくれたと説明、台湾において災害が発生する度に日本の各界が示す思いやりに心から感謝した。

馬総統は、今年1月から8月までに台湾を訪れた日本の各界の訪問団は123、延べ1097人に上り、そのうち国会議員も延べ38人を占めると指摘、さらに日本全国47都道府県のうち知事10人、副知事3人の合計13人の自治体首長が訪台しているなど、これらはいずれも「台日特別パートナーシップ」の具体的な表れであると強調した。

馬総統は10日の昼食会で鼎泰豊の「小籠包(ショーロンポー)」と永康街(台北市)の「芒果冰(マンゴーかきごおり)」を特別に用意、来賓たちが台湾の地元の味を楽しみ、これら美食から台湾の人々の友好的な心を感じてくれるよう希望した。

今回の訪問団には衆議院議員の富田茂之氏、今津寛氏、鈴木克昌氏、参議院議員の片山虎之助氏らが参加。「日華議員懇談会」の古屋圭司幹事長が団長を務め、日本の対台湾窓口機関・交流協会台北事務所の沼田幹夫代表が同行して馬英九総統を表敬訪問した。台湾の対日本窓口機関・亜東関係協会の李嘉進会長、外交部(日本の外務省に相当)の令狐栄達政務次長(副大臣に相当)も同席した。

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