2024/05/06

Taiwan Today

外交

中国語熱!奨学金受ける外国人学生が過去最多に

2015/10/13
台湾奨学金と華語文奨学金は無数の「外交の担い手」を育成。写真は今年卒業した学生たちへの送別会。中央は馬英九総統。(中央社)

「台湾奨学金」及び「華語文(中国語文)奨学金」を受ける新入生に対する説明会及び歓迎会が台北市内の張栄発基金会で12日に行われ、イギリス、米国、フランス、ロシア、イタリア、日本、韓国など数十カ国からの学生が参加した。また、これら学生の出身国の駐台湾機関(大使館や領事館に相当)の代表も出席し、これら学生の入学の喜びを分かち合った。教育部(日本の文科省に類似)、外交部(日本の外務省に相当)、科技部(日本の省レベルに相当)の提供する「台湾奨学金」と「華語文奨学金」は毎年多くの優秀な外国人学生を台湾での学習に引き付けている。今年は11年目で、合計1040名の外国人学生がこれら奨学金を受けることになり、人数は過去最多に。

二つの奨学金はこれまでに「MIT(メイド・イン・タイワン。ここでは台湾で教育を受けたことを指す)」の外交の担い手を数多く育成してきた。現在ツバル外務省で勤務するFakasoa Tealei氏やキリバス内務省のBwakura Metutera Timeon氏など、多くの学生は帰国後、本国の政府機関で要職に就いている。優秀な外国人学生が台湾で学ぶことを奨励するため、中華民国(台湾)政府は2004年に「台湾奨学金」と「華語文奨学金」を設立。これまでに育て上げた学生は累計で8960名に。卒業後は各自帰国して台湾で学んだ成果を発揮しており、台湾の良いイメージを広める代弁者となっている。

2015学年度(8月から来年7月)に二つの奨学金を受ける新たな学生たちを対象とした説明会及び歓迎会では、教育部、外交部、科技部が各自関連の説明を行った他、上級生を招いて台湾における学習や生活上の経験、並びに台湾の本場B級グルメの経験を共有、新入生たちが一日も早く台湾での生活に溶け込めるようサポートした。

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