2024/05/06

Taiwan Today

外交

外交部がUNFCCC関連フォーラム開催で参与へ意欲

2015/11/18
外交部は、国連気候変動枠組み条約の参加を推進するとともに、ナショナルジオグラフィックチャンネルと共同で台湾の優れた技術を紹介するドキュメンタリー番組を制作した。(中華民国外交部)

外交部(日本の外務省に相当)は、17日に、同部の史亜平次長(事務次官)主催の下、世界的に有名なドキュメンタリー専門チャンネル「ナショナルジオグラフィックチャンネル」と共同で三創数位生活園区(台湾北部・台北市)において、「台湾の国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)への参加推進及び『偉大なる工程巡礼:数位金鉱』プレミア上映記者会見」を開催した。

史次長は、台湾は2009年にUNFCCCへの参加推進を正式に表明してから、気候変動の厳しい挑戦に向き合い、非締約国だからといって、少しもおろそかにしたことはないと強調した。9月17日には、毛治国行政院長(首相)が、温室効果ガス削減に向けたINDC(各国が自主的に決定する約束草案)目標を発表した。これは、2030年までに、現況から温室効果ガス50%減(2005年比で20%減に相当)というもので、台湾の温室効果ガス削減に対する責任感のある姿勢や積極的な取り組みがうかがえる。

また、2010年に外交部が、ナショナルジオグラフィックチャンネルと共同で制作したドキュメンタリー番組「偉大なる工程巡礼:台湾エコの方舟」(152万本のペットボトルによるリサイクル建造物を紹介)は、放映後に大きな反響を呼んだことから、再度共同での番組作りを実現させた。今回は、台湾で初のハイテク製品廃棄物の貴金属および有害電子部品の回収専門業者「佳龍科技(SUPER DRAGON)」を紹介。世界レベルのグリーンビルディングの資源回収処理工場を題材にしたドキュメンタリー番組「偉大なる工程巡礼:数位金鉱」を制作した。

史次長は、国際社会が台湾の気候変動に対する政策や努力を認め、具体的な行動で台湾の行政院環境保護署(日本の環境庁に相当)が、第21回国連気候変動枠組条約締約国会議(COP21)に、オブザーバーとして参加することへの支持を呼びかけた。気候変動の問題解決や温室効果ガス削減において、台湾が国際社会で、さらに積極的に貢献できるようにしていきたいとした。

「偉大なる工程巡礼:数位金鉱」は、すでに、アジア、中東、オーストラリアとニュージーランド、オセアニア、中国大陸などの40余りの国と地域のナショナルジオグラフィックチャンネルで放送、良い評判を得ている。

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